~体育祭~

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「へ、変態じゃないもん!」 顔を赤面にし、慌てて言う。 こうゆうのも…いいかも。 「……あっなんだっけ?お前の用って」 俊ちゃんは私の横を通り過ぎて、ソファに座りながら言った。 私達の間に沈黙が走る。 洗濯機の音が洗面所から聞こえてきた。 「ど、どうして…学校に…来てないの…?」 私が慎重に聞くと、さっきの雰囲気とは違う空気が流れた。 俊ちゃんはゆっくりと私の方を見る。 目が合った瞬間、私の心臓が高鳴った。 吸い込まれそうなほどキレイな瞳なのに…悲しみに満ちて怒りに狂った瞳をしている。 どうして…そんな顔をするの?  
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