~体育祭~

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俯いていたが、俊ちゃんが黙っていたから顔を上げると… 一瞬にして鳥肌がたった。 だって…俊ちゃんの瞳が、殺人鬼のような目をしていたから─……。 だけど…逸らせない。 吸い込まれそうだ。 「………テメェに話す意味がわかんねぇ。テメェに話したところで何の得にもならねぇーし」 「…だけど!」 私に出来ることがあるなら… 「私に出来ることがあるなら、力になるよ!お願い!」 興味で聞いてるんじゃないよ…。それは事実だよ。 「力になってもらうことなんか…」 「ある!なにかある!」 私が叫んだ瞬間、目の前の景色が変わった。 目の前に広がるのは、かっこいい俊ちゃんの顔に、その奥には純白のような白色の天井。 ……俊ちゃんに…押し倒されてる…?  
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