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私達の間に重い空気が走る。
尻餅をついている俊ちゃんは黙って下を向いていた。
私の渇いた涙の痕に、また新しい涙がつたう。
安心したのかな…。
俊ちゃんが別人に見えた…。
怖くて…とても怖くて…。
泣いている私に気付いたのか俊ちゃんは顔を上げた。
「……帰れ…」
静かに呟く。
あまりにも悲しい声に聞こえたから、私は鞄を持ち、俊ちゃんの部屋を出た。
ダッシュでマンションを出る。
「ハァー…ハァー…っグス…」
あ…っ靴下忘れた──…。
制服に裸足…。
ダッサァ………。
私はその場にしゃがみ込んだ。
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