プロローグ

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貴方と代わってあげられたらと、何度思ったことだろう。 日に日に弱々しくなる貴方は、心配かけまいといつだって笑っていたね。 私も貴方を見て、笑うことができていた。 だけど本当は、貴方が一人で泣いていることを知っていたの。 だから私も、一人で泣いていたの。 二人で泣けたなら、貴方の力に、少しはなれたのかな? _
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