みすゞ様と小鳥と鈴とわたし

みんなちがつて、いるけれど

　そういえば

　いまから10年前頃

　わたしが書き散らかしていた

　詩ともただ言葉の羅列とも

　区別の全くつかないような

　ものとだけいえるなかで

　愛だの恋だの人生だの

　つまるところ行ってしまい

　死という事ですら

　よく知りもしない

　乏しい知識で

　当たり前のように

　見たことのない話まで

　妄想発展させて

　書き散らかしていました