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「ハル?さっきはゴメンね。」家から離れたところにある駐車場に向かいながらハルに電話をかける。
「こっちこそ変な話で悪いな。」
「男って本当?心当たりでもあるの?」しまった、車に入ってからかけるべきだった。こんな時間に外出だなんて変に勘繰られたら、梨香を迎えに行くのがバレるかもしれない。
「そういうのじゃないんだけどさ。」肌で感じてるのか。
「そっか。あ、裕美にも聞いてみようか。」学生時代からあたし、梨香、裕美の3人でつるんでいたからハルも裕美のことは知ってる。
「頼む。」
「今日中に連絡とれないかもしれないけど、遅くても明日の夜までには連絡するから。」裕美には明日連絡をしよう、電話を切る口実が欲しかったし、自然に切ることができてよかった。
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