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男の子はそんな考えを振りはらうように昔の思い出を思い返した
「おかあさーんっ おとうさーーんっ」
笑いながら駆け回り、遠くにいる両親に手を振っている
空は晴天、久しぶりの外なので思いっきりはしゃいでいる
野原は全体に広がっていて、草も花も綺麗に咲いている
蝶々を見つけて追いかけると、足元の小石につまずき転んだ
そんなおっちょこちょいな自分を心配して駆け寄って来てくれる優しいお母さん
「気をつけなくちゃダメじゃないの
ケガはしてない?」
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