思い出

3/11
前へ
/28ページ
次へ
「大丈夫っ! 蝶々さんは?」 「ビックリしてどっかに隠れちゃったのね」 「えー もっと遊びたかったのにー」 「ちょっと危ないから追いかけっこはこれでおしまい」 「えーやだよっ!」 「それじゃあ、 クローバーを探す?」 「クローバーって?」 「この葉っぱがクローバーっていうの」 「へえーっ」 「それでこの葉っぱには四つ葉のクローバーっていうのがあってね あまり見つけられないから、見つけたら幸せがやってくるそうよ」 「うわーっ じゃぁぼくが見つけておかあさんに見せてあげるね!」 「ありがとう 楽しみに待ってるわね」 それから探し始めたクローバー 初めはどこを探しても見あたらず、小さかったので探した所をまた探していたりもした。 そして僕が少し大きくなった頃、 お母さんが倒れた
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加