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「今日晴れてよかったね陸(りく)。
楽しみにしてたもんねっ」
女の子はそう言って綺麗な青い空を見渡した
「うん。外に遊びに行けなかったもん。千沙(ちさ)お姉ちゃんも嬉しそうだね」
男の子はうつ伏せになり肘をつき顎を乗せて千沙の方へと顔を向けた
「久しぶりにみんなで出かけられたんだもんっ
それにこの青空!見てるだけで楽しくなっちゃう」
両手を空へ伸ばして嬉しそうな笑顔を浮かべた
「ボク昨日は楽しみでなかなか寝れなかったんだ~」
眠そうに目をこすった
「そういえばずっとここに来たいって言ってたね?何で?」
「ん~、ボクにもよくわからないっ」
「なによそれーおかし~い」
会話は今日の事で持ちきり2人は笑い合い、ふざけ合った
ふと、陸が遠くにある芝生じゃない草が沢山生えている所に目が行った
その目はさっきまでとは違う光を放っているを千沙は気がつかなかった…
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