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不思議なのは予感があること。
テレビに出てくる超能力者みたいに百発百中じゃないけど。
もう少ししたら、桃ちゃんがこの坂を上がってくるって。
はっきり分かるの。きっと、もうすぐって。
どのタイミングでもなく、
私が桃ちゃんの登校して来る方向を見た瞬間に、予感は真実に変わる。
きっと桃ちゃんも予感がしたのか、
顔を上げて、私がいる場所を前から分かってたみたいに見定めて、走ってきた。
「おはよう」
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