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奈央が目を覚ますと隣に一志が寝ている。 (やば…。) 奈央は静かに起き上がり、お風呂に行く。 「本当にごめんなさい。」 奈央は一志に頭を下げる。 「飲み過ぎました。」 「そうだね。」 「もう二度とこんなこと無いようにします。」 「お前、もう知らない奴と酒飲むの絶対禁止ね。」 「はい。絶対飲まない!つーかもう、マジごめん…。」 「いいよ。分かったから。」 「絶対?ずっと友達でいてね?無視しないでね?見捨て無いでよ?今度こそスッパリ忘れるから。」 「分かってるよ。…おまえこそな。」 「大丈夫!忘れる!」 「そこじゃなくて…。まぁいいけど。腹へった。」 「あ。パンあるよ。食パン。」 奈央はキッチンへ行き食パンを出して来る。 「そのままかよ。」 「あ、焼く?」 「お願いします。」 「お風呂入る?」 「入ります。」 「じゃあ入っておいでよ。焼いておくから。」 「やった。」 「料理出来るようになったね~。」 一志はオムレツをつつく。 「このくらいならなんとかね。」 「なんでタコウィンナー?」 「覚えた。今カニさん練習中。」 奈央は自分の皿のウィンナーに箸を刺す。 「佳乃の料理の練習に付き合ってたから。」 「あぁ。」
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