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「何今更。」
「?」
「そういえば彼氏から連絡来た?」
「うん。昨日来てたよ。」
「何だって?」
「何してる~?って。」
「それは言えないねぇ…。」
「どうして?友達と会ってるって返したよ?今日は空港まで送ってくって。」
「男だって言った?」
「一志は男じゃ無いじゃん。」
「男ですよっ。」
「あははっ。」
「気を付けろよ?」
「何を?」
「今お前のしてること最低だって分かってる?」
「そうだね~。一志もでしょ。」
「俺は男だからいいの。」
「ズルい~。」
「刺されんなよ?」
「そんな子じゃ無いよ。」
「どうかなぁ~。バレる前に別れなさい。」
「ん~?別れないよ。いい子だもん。」
「あそう。」
「うん。」
一志は奈央にキスをする。
「…人前で何すんの。」
「そうだね。」
「………。」
奈央は一志の唇に触れる。
「奈央、俺のこと好きでしょ。」
「何言ってんの…。」
「気付かないフリすんなよ。」
「あなたねー。それで私がうん好きだよ~とか言ったら困るでしょ?」
「困んないから言ってんだけど。」
「……。好きだよ。友達として。」
「…。」
一志は奈央を引っ張り足を早める。
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