ホットミルク

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ふわりと暖かいものに覆われた気がした。 「大丈夫だから。独りぢゃないから 俺は絶対嫌いになんかならないし キミは最低ぢゃないからね」 そう言って僕の頭を優しく撫でる。 なんてあったかいんだろう 「な…んでわか…っ」 嗚咽が止まらずきちんと話せない。 「本心がわからないようなそんな浅い付き合いしてるつもりないよ?」 …信じていいかなあ 僕は独りぢゃないって 必要とされてるって思っていいかなあ 涙がとまることを知らず、次から次へととめどなく溢れる。 なんて人ってあったかいんだろう…
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