第1章

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その後 健二くんは、僕を元気付けようと新しく買ったゲームで遊ぶことを提案した。 しばらく二人で遊んでると… コンコンッ… 「そろそろ健二くん検査の時間だよ…はいってもいいかな?」 っと扉の向こうから女の人の声がした…。 「はーぃ!どうぞ」 「……!。」 ガラ… 女の人が病室に、入ってきた 僕は、あわてて姿を消した。 「健二くんこんにちわ話し声が聞こえたけど…誰かと遊んでたの?」 看護婦さんは、あたりを見回しながら健二くんの所に、近寄ってきた。 「うん!友達とゲームで遊んでた」 「へぇ~お友達と?じゃ~そのお友達は、どこ?」 「あれ…?さっきまでここにいったのに…。」 「…う~んトイレに、行ったのかな?」 「かなぁ~…」 看護婦さんは、手早く健二くんの検査をし始めた 「ん~~どこか痛いところは、あるかな?」 「今のところは、平気です」 「はぁい!じゃっ…今日の検査は、ここまで」 看護婦さんが、検査終え 道具を片付けてると… 「看護婦さん…俺いつになったら歩けるようになりますか?」 不意に、看護婦さんの顔色が悪くなった 「大丈夫よ…リハビリちゃんとがんばれば歩けるようになるわ…」 「ほんとぉ!じゃ~いっぱいリハビリしてがんる!」 健二くんは、とてもうれしそうにしていた… だけど…看護婦さんの顔色で……僕は健二くんの足が…もう動かないかもしれないことが…なんとなく分かってしまった。
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