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「そっか…じゃぁ~さぁこんなのは、どうかな?」
「?」
「俺がさ…サッカー選手に、なったら俺が会いに行くよ!ユウに」
「…!」
「ほら…サッカー選手になったらいろんな国に行けるからさ」
「うん…いや…あのぉ…そうだけど…」
「イヤとは、いわせないぜ!だから…なっ!約束だ」
僕の話す間も与えず…健二君に、僕は…しぶしぶ
「うん…分かった…約束する」
嬉しそうに、将来のことを話す健二くんの笑顔に、僕は、何もいなくなってしまった。
どうすればいいのだろ…。
約束…
僕は、守れない…
健二くん…ごめんね…
君との約束…守りたいのに
生まれて初めてできた友達なのに
僕は、生まれて初めてその友達に、嘘をついてしまった。
そして…今
今年の夏が終わろうとしている。
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