小さな村

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「ここら辺に泊まる所とかってあるかな?」 それに満面の笑みを浮かべた少女に腕を掴まれた。 「お兄さん。ギブアンドテイク。私と遊んでくれたら教えてあげる♪」 「……」 俺は見た目とは真逆な言葉に唖然としていると、少女は続けて言葉を口にした。 「ま、どっちにしたって今は私しか居ないんだから良いよね♪」 言うや否や少女は立ち上がると、俺の腕をグイグイと引っ張って歩き出した。 仕方…ないのか…? 複雑な心境で手を引かれるままに村へと足を踏み入れた。
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