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フワリと浮かぶ紙ひこうき
風に乗って飛び続ける
一枚のノートをちぎって
想いを込めたひこうきは
ひとつの森に降り立った
影が深くて
周りの見えない暗い場所
微かな吐息は
白く濁って
すぐ消える
辛いときは話せばいい
悲しいときは泣けばいい
強がりは自分を追い込むばかりだよ
たくさんの感情は
何者にも代えられない宝物
あまり自分を責めないで
一人で全てを抱えないで
近くを見れば皆が君を見てくれてるよ
幾つもの出来事は
かけがえのない強さに変わる
希望の言葉を抱き締めながら
一歩また一歩歩き出す
スピードは遅いかもしれないけれど
しっかりと確実に
足音に反応して
影の色は薄くなっていく
見覚えのある
風景がそこに広がり
降りた先は
二人で登った森の中
行けども行けども
ゴールが見えずに
それでも手を繋いで歩いたね
何度だって休憩とって立ち上がろう
必ずゴールは見えてくるから
もし一人で歩いているならば
たくさんの枝に幾つもの話を込めて君に送るよ
大切な君を陰ながら支えていくから
二人で書いたノート
ちぎったページは白紙のページ
いつか二人が出会ったときに書けるように
それまでノートは閉じておくから
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