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「ヒマだなぁ……」
紅美鈴は、紅魔館の門番を務めている。
「今日はいつもの氷精も現れないしなぁ……」
元々は旅の格闘家をしていたのだが、紅魔館に立ち寄った際、そこで出会った少女(幼女、と言ったほうがいいかもしれない)に喧嘩を売られた挙げ句、惨敗してその少女の言いなりとなっている。
「なにか起きないかなぁ……」
ひゅううううううう。
「……ん?」
ふと美鈴は空を仰ぎ、そして仰天した。
「うわああああっ!?」
ひゅううううううう。
少女が落ちてきた。
どすんっ!!
がすっ!!
美鈴は見事に少女を抱き抱え、ついでに言うと少女の踵が美鈴の脳天にクリーンヒットした。
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