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「ふぅん……なかなか面白そうじゃない」
しばらく少女を観察していたレミリアは、そんな感想を漏らした。
「へ?どういうことですか?」
「お前には関係のないことよ」
美鈴にはレミリアの意向はさっぱりわからなかったが、そんなことはいつものことである。
「それで、この子はどうしますか?外から来たなら博霊に任せるべきなんですかね」
「駄目。巫女は最近世代交代したばかりでまだ幼いわ。確か……ちょうどそいつくらいだったわ。務めを果たせるかどうか不安なものね。それに」
レミリアはそこで言葉を切り、
「そいつ、気に入ったわ。ウチで育てましょう」
そう言って笑った。
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