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「レイ?どうしたんだ?なんかあったか?」
「あ・・・。隆也。和輝が・・・和輝が。」
「知ってるよ・・・。俺、昨日病院に行ったんだよ。俺は前から和輝と仲良かったから・・・。俺が行ったのはお前とすれ違いだったんだ。んでな、和輝と話してたら急に様子がおかしくなって・・・。そんでさ、最後にお前に手紙書いてたんだよあいつ。」
「そうなんだ。」
「それがこれ・・・。和輝から。昨日預かったんだよね。はい。」
「ありがとう。和輝笑ってた?」
「まぁな。っていうかあいつお前の話しかしてなかった。それと和輝が言ってたんだけど、お前が近くにいた時間だけは・・・いや、いいや。たぶんそれに書いてあるよ。」
「うん。後で見てみるね。わざわざありがと。」
「うん。じゃあ俺行くわ。みんなに報告しなきゃいけないしさ・・・。じゃあな。」
「うん・・・。ありがと。またね。」
私は隆也が帰るのを見てとりあえず家に戻った・・・。そして、和輝からの最初で最後の手紙を開けた・・・。
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