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朝。忠義はまだ眠いのか、ボーっとしたまま、カウンターに座る。飛鳥は目の前の厨房で朝食を作っていた。
しばらくして、飛鳥の手が止まった。飛鳥は店の外を見つめ、「あ。」と呟いた。
忠義は気になり、店の外に目を向けると…、一人の青年が倒れていた。
忠義は驚き、慌てて店の外へ向かった。
カラン…と扉が開く。
忠義「おい!あんた大丈夫なん?」
忠義は小柄な青年の体を揺する。しかし、青年から返事はない。すると店の奥から飛鳥が「忠義、こっち!」と青年を連れてくるよう促す。
忠義は、青年を担ぎ飛鳥が居る、部屋へ急ぐ。
青年を担ぎ込んだ部屋は、生活感のまるでない、しかし、生活するには充分な物が整った部屋だった。
飛鳥「あたし、濡れタオル持って来る!」
忠義「おん、ほんなら着替えさしとくわ。こいつ泥だらけやからな。」
飛鳥「ん。了解。」
二人は青年の看護をてきぱきとこなした。
しばらくして、店の方からカランと扉の開く音がした。
「おーい!ドコおんねん!?」
若干キレ気味の声の持ち主は錦戸亮。
「センパ~イ??」
可愛らしい声の持ち主は内博貴。
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