安田章大

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飛鳥「こっちやで~!」 大倉兄妹、青年が居る場所は、カフェの陰に建てられ、渡り廊下で繋がってる立派な洋館。兄妹の生活場所でもある。青年は広い洋館の客間に寝かせている。 亮と博貴は店の看板を準備中にし、奥の洋館へと向かった。 亮「何しとんの。」 亮と博貴が客間に入って来た。 博貴は、直ぐさま飛鳥の隣に立ち「この人ダァレ??」と尋ねる。亮は忠義の顔を見て、「せや、誰?」と、目で問い掛ける。 飛鳥は、青年の顔の泥をタオルで拭う。青年は、「ん゛~。」と唸り微かに目を覚ました様だった。 飛鳥「大丈夫?」 「だ…れ…?」 青年は太陽の日差しが眩しいのか、目を細め飛鳥の顔を見た。 忠義「あんた、俺の店の前で倒れとったんやで。」 忠義が部屋にあったソファーに座った。それを見た亮もソファーに座る。 飛鳥「あたしは、大倉飛鳥。 で、あのデカイんが、大倉忠義。隣が錦戸亮。で、このあたしの隣が内博貴。貴方の名前は?」 「…。」 青年は飛鳥を見つめたまま、何も喋らなくなってしまった。 飛鳥は、微笑んで「お腹すかん?」と尋ねるが反応なし。亮は若干イライラし始める。
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