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ドアを閉めると、車は急発進して
美由紀『兄ちゃん、無事でよかった…』
車の助手席で涙ぐむ美由紀
拓也『おまえこそ、無事で――――
ドッカーーーーン!!!
おれがしゃべっている時に、さっきまで俺たちがいた場所で爆発がおきて、爆風で車体が大きく揺れた
渉『うおっ!間一髪~』
拓也『渉、まさか…』
渉『しゃ~ね~だろ、火ィ付いちまったんだから』
あ、あぶね~~~
美由紀『…あ、兄ちゃん、担任の保坂先生だよ』
拓也『あっ初めまして、いつも美由紀がお世話になってます』
保坂『初めまして、保坂です。いや、美由紀さんはいつも真面目に勉強されて、周りの友達のよきお手本に――――』
美由紀『先生!そうゆう状況じゃないでしょ!兄ちゃんも!』
照れ隠しなのか、会話の途中で美由紀が割り込んできた
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