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カンカンカン…
カンカンカン…
カンカンカン…
どんだけあるんだよ…
階段を登り初めてもう20分になる、でもまだまだ展望台の入り口が見えてこない
もう息切れてして肩で呼吸をしている
ガラス越しに外の風景を見てみると
あちこちで黒い煙が出ていた
渉『この街はもうダメかもな…』
先に登っていたはずの渉がいつの間にか近くに来ていた
拓也『…ハァ…ハァ、どうしたんだ?』
渉『下、見てみろよ』
見ると…道とゆう道に屍が漂っている
おそらく、この街のほとんどが屍になってしまっていると思うほど
渉『これじゃ自衛隊の救助…むりかもな』
美由紀『…兄ちゃん』
拓也『大丈夫だ、とにかく登ろう』
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