怖かったらやっぱり逃げちゃえ!

2/11
前へ
/215ページ
次へ
俺は起きると目の前には姉の多香子(タカコ)がいた。 何してるんだろ? 「寝顔見てただけよ」 心読まれてびくっとする。 「初めての高校生活なんだからしゃきっとしなさい!」 母さんが死んで以来、姉が面倒をみてくれてとても助かっているが……… この人はじつはブラコンなんだ。 ベッドを出てから朝食を食べて、学校に行く準備をしていると姉貴が 「先に学校行ってるわよ!」 そういってドアが閉まる音がした。 姉はこれから俺が通う遠代高校の教師をやってる。 自慢の姉だよ。 一応俺はシスコンではないと言っておこう。 そんな話は置いておいて俺も新たな学校に出発した。だいたいは同中の奴らが同じ高校に入ってくるので、人見知りな俺には心にゆとりがある。 ちょっとキモいがドキドキするのでスキップです! 少しだけウキウキが伝わるかな?かな? 時計を見るとまだ入学式に一時間以上ある。 暇なので鼻歌で寄り道! 曲は勿論コブ○ロのあの歌だ。 そんなこんなで歩いていると桜並木道にでた。
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

417人が本棚に入れています
本棚に追加