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そっからはアイシールドつけた奴と同じくらいの速さで学校に行った。
ギリギリセーフで入学式に参加できたのも、つかの間、俺を投げた野郎が壇上に立って新入生挨拶をしていたので大きな声を出したら姉貴に校舎裏に連れていかれた。
数分後、俺は服がぐちゃぐちゃにされて呆けていた。代わりに姉貴はツヤツヤです。
何があったかは聞いたら…らめれす、うぐ、うぐ…………
あてられたクラスにいくと同中の面々が俺の所にきた。
ま、二人しかいないけど。
「光ちん、朝から目立ってたね。
もっとしっかりしたほうがいいさ~!」
こんなことを言いながら俺の背中に乗ってきたのは、日向葉月(ヒュウガハヅキ)。
見た目は完璧に小学生にしか見えないが同い年。
緑色のショート髪がより活発に幼く見えてしまう。
「光君だからしゃーない。だからお前の姉さん紹介して?」
この全く意味わからないクズ野郎は鮎川(アユカワ)。
魚みたいな顔って訳じゃなく、ただの腐れメガネ。
何かイライラするからレンズを押してやる。
「ていっ。」
「ギャオス!」
目を抑えながらころがりまわるクズ野郎はほっといてやろう。
あいつはMだから喜ぶだろうしな。
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