怖かったらやっぱり逃げちゃえ!

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「そういえば葉月、新入生代表で話してた奴誰かわかるか?」 「あれ、遂に好きな子できたか? よし、葉月様が手伝ってやろう! えへん!」 別に好きな訳じゃないんだから! 勘違いしないでよ! 「どうでもいいから名前は?」 「ぶ~、つまんない。 え~と、確か神宮寺奈々ちゃんっていって同じクラスだよ。ほら!」 葉月が指さした方に例の少女がいた。やはり見た目はとびきりに可愛い。 「光君、あの子狙ってんだね。さすがイケメンは違いますな!」 いつの間にかクズ野郎が復活して俺の隣に立っていた。 コイツは俺をイケメンというが、俺はそこまでカッコよくない。 「息が臭いからよるなクズ野郎。 そして重いから葉月はどけろ。」 「女の子に言っちゃいけないこといった! ボクは重くないもん!」 葉月はさらに俺に身体をあずけてきた。 暑苦しい! 胸が当たってるが小さ過ぎてふにふにしない。 しかもロリコンじゃないので嬉しくない。 鮎川はダメージを受けて教室の端にいる。 うざいので無視。
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