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目醒めのあと、何かを尋ねられたら僕はこういうふうにして自分の思ったことを口にする。
それが相手にどう影響を与えるかなんて知らない。知る由もない。
そして、この日の存在について尋ねられたときを境にして、ますます夢幻と現世の世界を彷徨うことになり始めた。
頻繁に光に包まれ、新しくこの地球のどこかに目醒める回数が増えた。
目醒めが増えるというのは終わりへの駆け足か、それとも、本当の目醒めが近づいてるということか。
どちらにせよ僕はまだ目醒めを繰り返す。
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