闇オークション

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すっかり日も落ちた深夜。 ある屋敷に続々と人が集まっていた。 彼らは高価な服や宝石を身に纏い、横に仕える使用人の手には大量の金貨が入った鞄が握られていた。 彼らの目的は、これから行われるオークション。 とはいっても、ただのオークションではない。 闇の世界で秘密裏にやりとりがされている、いわゆる盗品などのいわく付きな商品が並ぶのだ。 今夜も様々ないわく付きの品が出揃う。 その中でも注目を一新に浴びているのは、 “紅人形” と呼ばれるものだった。
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