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「津田さん!ちょっと来て」
私は冷たく津田 真由美を呼んだ。
彼女はさっきのミスをした張本人。
「なんですかァ~?」
派手なつけ爪をいじりながら
ゆっくりと歩いてきた。
「今日、私ぃ 彼氏とデートなんでぇ 残業は無理なんですけどぉ」
本当に私の部下はバカばっかりだ。
「あのね、津田さん!ここ、前にも言ったけどまた間違えてるのよ」
「あ~すいませぇ~ん」
「仕事はね 遊びじゃないの!デートだかなんだか知らないけど、きちんとやり直すまで帰らないで!」
「…グスン。」
出た!女の泣き落とし。
泣けば済むと思ってんのよ。
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