2:)高校2年生

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ど、どど、どうしよう…;; ってか… かえで遅すぎるッ!! 「とりあえず名前教えろよ」 こいつは相変わらず上から目線だし… 家に帰りたいぃぃ!!;; 「じ、自分から名乗りなよ」 わざと不機嫌そうに装った。 「俺?俺は平高 心」 あれ?案外すんなり答えた… 「ほら、教えたんだからお前も教えろよ」 「え…いや…その…」 「珠莉ーッ!遅れてごめんねー!」 ナイスタイミングでかえでが来た。 満面の笑みで、手をふりながら走って来る。 「あ、かえで」 とりあえずいろんな意味で助かったのだ。 「じゃ、これから遊びに行くから、じゃあね」 わざとらしく男に言い、私は走って来るかえでに向かって走った。 「えー、ちょっと名前ー」 いじけたようにため息をついた男を横目に、私は走った。  
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