2:)高校2年生

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平高心…か… 「珠莉-?聞いてる?」 「あっごめん、考え事してたっ」 「もう、ちゃんと聞いててよね-っ」 「ごめんごめん」 【あの場所】からやっと離れられたのが少し安心した。 移動中にあの【平高心】という男のことを考えていたので、かえでに怒られてしまった。 あいつは何者なんだろう… あいつは何処に住んでいるんだろう… 何歳なんだろう… 変な感情はないけれど、何故か興味はあった。 「珠莉ッあたしの話聞いてよッ」 かえでの怒った口調でハッとする。 とりあえず今は、かえでの話を聞くことにしよう。  
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