2:)高校2年生

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「珠莉っ」 うしろから聞き覚えのある声。 かえでだ…。 「今の誰…?」 「さぁ…?わかんないけど足にコーヒーこぼされた…」 「まじでっ!?大丈夫だった?」 名前も知らない彼のことを話すと、かえでは心配して来た。 「ありがとう。でも大丈夫だよ」 「最低だね…コーヒーって汚れが落ちにくいんだよ…」 かえではまだ心配してくれて、ズボンをガン見している。 「このハンカチ…あの人に返さなきゃ…」 私はハンカチを見つめてため息をつく。  
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