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「居た?あの人」
私が席に戻ると、かえでが話し掛けて来た。
「ううん。居なかった」
「誰だったんだろ…」
「さぁ…」
今日は沢山の人と出会った日だ…
平高心とかいう派手キング(命名)。
それにハンカチを貸してくれたあの人。
二人共整った顔をしてた…。
そんな事を考えていると、いつの間に午後6時を過ぎていた。
「かえで、私そろそろ帰るね」
「え?もう帰るの?」
「うん、けっこう楽しかったよ」
「そっか…。服とか買うのに付き合ってくれてありがとっ♪」
それだけ会話をしてバイバイと別れた。
「帰りに本屋行こうかな…」
買いたい本があった。
もちろん雑誌などではない。
私がほしかったのは参考書。
なんとか買い物をして家に帰った。
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