1:)高校入試試験

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「三谷ー」 ベンチに座っていた私の背後から声を掛けられた。 「俺から呼んだのに遅れてごめんな」 龍ヶ崎くんが慌ただしく私の隣に座る。 「うん。全然いいけど」 興味はないと言ったけど、私は中学生二年生の頃、すごく龍ヶ崎くんのことが好きだった。 フラれてから恋をするのが面倒臭くなった。 「で…話したいことってなに?私早く帰りたいんだけど」 龍ヶ崎くんは私をフった人。 今更好きな訳ない。 「実はさ…最後に本当の別れを言いたくて…」
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