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日曜日。
明日葉の地元の駅で待ち合わせ。
遠流が電車からお降りてきた。
「おはよう」
遠流が待っていた明日葉に挨拶をする。
「おはよう!!」
明日葉は元気良く挨拶をした。
明日葉は服装も化粧もばっちし。
でも、遠流と並んで普通に釣り合う服装だ。
「じゃあ、いこっか」
明日葉の一言で遠流達は歩き出した。
しばらく歩く。
前の方に自転車にまたがってる集団の姿が見える。
「秋………羽流亜??」
遠流が驚いた顔で羽流亜の名前を言う。
集団の中に秋根の姿が見えたのだ。
「どうしたの??」
明日葉は不思議そうな顔で遠流を見る。
でもその顔は若干あやしく笑っている。
すべては明日葉の計画。
「ねぇ、道変えよう」
遠流が不安そうに言う。
「なんで??
この道しかうちしらなーい」
明日葉は嘘を言った。
そう言うと明日葉は遠流の手を握った。
「えっ?!
おい離せよ!!
俺お前と手ぇ繋ぐ気はねえから!!」
遠流は少し大きな声で言った。
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