メール

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遠流は友達と恋人をちゃんと別けて接する所が あるし、秋根は遠流の事を信用しきっているようだ。 別に他の女と遊んでも浮気にはならないと秋根は言っている。 手とか繋いだりしなければ。 だから遠流は「まぁ、いいか」と思いメールを返信した。 「相馬だよ  メール有り難う  いいよ、絡もう」 遠流はメールを返した。 「ありがとう  あたしとメールしてる事、  羽流亜には秘密にして欲しいんだけど…  いいかな??」 明日葉の頭の中では 羽流亜から相馬を奪うには羽流亜に秘密で メールしたり遊んだりしなければならないと思っていた。 優しい性格の相馬ならこれはやばい秘密事という事でもないし。 だから素直に受け入れてくれると思ったのだ。 だがそう言うわけにはいかない。 「何で??  別に羽流亜は束縛する奴じゃないけど  俺はこう言う女子とメールするとかは  ちゃんと羽流亜に言った方が良いって思うんだけど」 遠流は誠実な人間。 まじめで偽りの無い人間なのだ。 そのメールを見た明日葉は舌打ちをする。 そして一言。 うざっ。 と言ってまたメールを打ち出した。
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