86人が本棚に入れています
本棚に追加
子供達は、波美の心を知ってか知らずか、流は走って違う病室に行ってみたり、飛鳥ちゃんは、なみちゃん、なみちゃんと甘えてみたり。
「流、おめぇはよぉ」と、
怒りながらもその時間を一秒たりとも無駄にしないように、接していた。
私達は、親子の邪魔をしないよう、そっと
「帰るね」と言って、病室を後にした。
帰りの車の中では、飛鳥ちゃんが波美に対する呼び方が違うなど、尚に話した。
尚は、飛鳥ちゃんがそうなるのが自分も母親が入院してたから、分かる気がすると言った。
後は2人、余り語らず家路についた。
最初のコメントを投稿しよう!