波美と子供達

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子供達は、波美の心を知ってか知らずか、流は走って違う病室に行ってみたり、飛鳥ちゃんは、なみちゃん、なみちゃんと甘えてみたり。 「流、おめぇはよぉ」と、 怒りながらもその時間を一秒たりとも無駄にしないように、接していた。 私達は、親子の邪魔をしないよう、そっと 「帰るね」と言って、病室を後にした。 帰りの車の中では、飛鳥ちゃんが波美に対する呼び方が違うなど、尚に話した。 尚は、飛鳥ちゃんがそうなるのが自分も母親が入院してたから、分かる気がすると言った。 後は2人、余り語らず家路についた。
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