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季節はもう冬になっていた。 毎日毎日、波美の事を考えるが、私自身アトピーを抱え、微熱がある日が多く、アトピーのせいの微熱なのか、風邪の引き初めなのか分からず、会いに行くのを延ばし延ばしにしていた。 本当をいうと、抗がん剤が効き治るだろうと多可をくくってた自分もいる。 また、骨髄移植のサイトを見ては自分はアトピーだから、薬も飲んでるし、塗り薬も塗っていてダメだろうと、勝手に思っていた。 これは今考えると、怖かっただけだと思う。未知の物、失敗する恐れ、怖かったんだ。 その思いが、彼女を殺してしまった気がする。 違う、私が殺したんだ…
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