2000 5/13

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到着すると、すぐにババァと目があった。 「小夜ぉ~!」 走り寄る、ババァ。 力強く抱き合って声を出して泣いた。 人前で泣くことなんてなかったけど、 ババァの顔をみたら、涙が止まらなくなった。 「急なんだよ。みんな私を騙してた。もう内臓はボロボロで、移植なんかできる状態じゃなかったって。 でも、波美は頑張って、頑張って。あの子が逝っちゃったよぉ。小夜ぉ~。」 私も、涙を流しながら 「本当だよ。親より先に逝っちゃうなんて、親不孝だよ。頑張るっていってたのに・・・」 尚もずっと泣いていた。。。
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