告白

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「最初目に赤い点が出来ててさ、中々消えないし、微熱はあるし、ダルいしで検査を受けたら白血病だった。 もう少し遅かったら、この赤の点があるほうが、失明してたって。失明しないでよかったよ。」 「赤い点が消えないとそういうことなの?失明しないで本当によかったけど、治るの?」 「抗がん剤治療を今やってるだよねぇ。それで合えばガンが消えていくって。髪の毛もなくなちゃってさぁ。」 力なく語る波美。 「髪あるじゃない?」 「これカツラだよ。」 三つ編みがお下げにしてある。 かわいい感じのカツラを波美はかぶっていた。 気がつかなかった・・・
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