変態の日常

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霊は邑の一撃を喰らうと音も無く消滅していった。 邑は振り返り、三人の女子の無事を確認した。 「おい、大丈夫か?」 すると、その内の一人が起き上がって体操着の乱れを直した。 惜しい事をした… 「え、ええありがとう神代。でも、その…やっぱお礼ってしなくちゃダメかな?」 「できればして欲しいな。昨日から連戦で補給できてないんだ。クラスメイトのお前達なら俺の力の事分かってるだろ?」 邑の力は芸能系の神から借りているものなので、代償として様々なものを奉納しなければならないのだ。 「ちなみに…何がいいの?」 女子が恐る恐る聞くと邑は照れながら 「お前達のおしっこをくれ。」 広辞苑が二冊飛んできた。 邑が奉納している神には自分の好きな事を奉納しなければならない。 つまりは邑は真性の変態なのである。
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