十一章・続く闇

2/12
336人が本棚に入れています
本棚に追加
/307ページ
人が‥堕ちていくのは実に早い。 あのmixiの書き込みから一ヶ月もしない間に私と博之は、お互いに異なった形で堕落していた。 私の堕落は精神によるもので、彼の堕落は甘えによるものであった。その様子は、綺麗なまでに反比例していた様に思う。 いつの日が博之は風俗に行って帰ってきて、私は文句を言った事があった。 でも博之は反省などせず「じゃあ別れるよ」と言った。
/307ページ

最初のコメントを投稿しよう!