1章 多重人格

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よかねぇ、離れろ」 どこがいいのか全くわからん。隣りだからといってイスとイスがくっつくほど近い隣りなどありえん。そんなのがあったら確実に季節など関係なく教室の中が熱くなる 「冷たいのねぇ、デス・エンドは」 「うるさい」 「このまま、危険な関係になっちゃったり」 「ならん」 奈々はぷくーっとホッペをふくらましながらイスを元の位置に戻す 「ところで奈々、言ってないよな?」 「言ってないわよメビウスやノイズの事でしょ。言ったとしても、私が笑われるだけよ」 「それもそうだ」 奈々は笑い、俺も笑った
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