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そろそろ教室も騒がしくなりはじめてきた
奈々は他の女達と雑談を交わしている。明るく、笑顔で。対する俺は窓の外をぼーっとみている
(する事ねぇーのかよ)
[ぼーっとし続けると体鈍りますよ]
「だりーんだよ」
勉強なんてのはやらなくてもわかる。やりたい事もないので、ただぼーっとしているのだ「あれ、お前がやったんだろ、化物」
俺は窓の外から目をはなし、前をみる。するとクラスの男達5人あたりが集まってきていた。
「おい化物、俺達遠くからお前が戦ってたのみてたんだよ」
…みられてたのか…俺ももうちょい周りを気をつけた方がいいようだ…
「あれ、一体どうやったんだよ」
「………」
さて、どうしたものか…
「なんか言えよ」
他の奴等も「なんか言えよ」と連呼するので
「ひざまづけ」
人差し指をクイッと下に向ける。すると男子達は、ひざまづいたというより、倒れたに近い態勢をとった
「ほら、なんか言ってあげたぜ」
(ギャハハハ♪)
[あまりイジメてはいけませんよ]
男子達は苦しい顔と不思議そうな顔をしている
そして当然他の奴等もみている。奈々も
「デス・エンド!まさか!!」
奈々は止めようとしたが、少し遅かった
「じゃ、消えろ」
人差し指をクイッと下から前につきだす。その瞬間、男子達は吹き飛び、黒板に激突した
「せ、先生呼べぇ!」
「おっと」
俺は教室の扉を風でピシャリと閉め、開かなく様にした
「先生は呼ばせねぇよ。呼んだとしても俺の味方だ」
もちろん嘘(笑)
「俺になにもしなきゃ俺はなにもしねぇ。だから落ち着け。あと今のは…ショーみたいなもんだ」
教室の中が、血の気を引いた感じの空気になった
[さすがにそれは無理があるかと💦]
…
「…ぅ……くっ…」
「デス・エンド!あなた能力を使ったわね!!」
「あ…やば、いるの忘れてた……」(逃げろ逃げろ!💦)
[奈々さんに掴まったら説教地獄ですよ💦]
「それは怖ぇな(笑)」
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