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ヤクザ二人が打った弾丸は、デス・エンドの身体に当たる事なく、デスエンドの目の前で回転しながら止まっていた
「なっ!!?どうなってやがんだコリャ!!!!??」
「………ァァ…」小さな音が、ヤクザのざわめき音にまぎれる
「なんで弾丸が宙で…!?」
「……ァァあァァあぁ…」小さな音は、だんだん大きく…
「俺は…俺達は夢でも見てんのか!?」
「……あぁァァあぁァァあァァ!!!」
小さかった音は、大きな叫び声となって、あたりを響かせ、ヤクザを黙らした
「な、なんだ!?この叫び声は!!?」
「あ、兄貴!あいつだ!あの餓鬼が叫んでるんだ!!」
そう、それはデス・エンドの口からでていた叫び声…しかし今は―
宙に浮いていた弾丸が、回転をやめ、ポトリと落ちた
それと同時に、さっき兄貴と呼ばれていた男が、大きく吹き飛んだ
周りのヤクザには、なにが起きたのかわからなかっただろう
なぜなら、一瞬の事だったし、なぜいきなり人が吹き飛ぶのかもわからないはずだ
しかしこれならどうだろう?
離れていた人間が、一瞬で近付く事ができる奴がいたとしたら?
しかもそれが人をかるがると遠くに吹き飛ばせるほどの力を持った奴だったとしたら?
…
まぁ…現実じゃいないだろうけど、これファンタジーだし(爆)
(ヤ全)「おい作者!」
うるさいなまったく…
「ヒャハハハハ🎵」
あたりに不気味な笑い声が響くと、さっき発砲してきた二人がまた吹き飛んだ
「!!?」
そしてその二人を吹き飛ばしたのも、
「この俺!デス・エンドの第2人格メビウスだぁ!!」
[はしゃがないで下さい、ノイズ]
「決まった…」
[決まってないから]
…決まってるかはおいといて……デス・エンドとメビウスは発砲された瞬間、チェンジした
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