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時間は8時55分
すでにメビウスはデス・エンドと変わり、教室に入っている。教室に電気は付いていない。電気は付けなくても、朝の太陽の光で教室の中は明るい。まだ俺しかいないが、すぐにこの教室の中は騒がしくなるだろう。「しかし……コンクリの地面にめり込んだヤクザをあのままにしてよかったのか…?」
(いいんじゃね?テレビには写るだろうが、まさかあれは高校生がやったなんて誰も思わないだろうし、ヤクザ達もそんな事言えないだろ。それに誰もみてなかったから、まず大丈夫だ)
「……それはいいんだが…あいつにはバレるだろ…」
(………)
[……でしょうね…💦]
「ハァ…↓↓…逃げようかな…」
(もう遅いな…)
[あともうすぐできますよ。1分もしないうちに]
時間は8時59分
……無理だ…あいつはいつも正確に9時にくる…
そして9時…
教室の扉が勢いよく開く
扉を開けた主は、俺がよく知っている人物…。身長が少し低く、童顔。髪の毛が少し長い。性格は明るく、なぜか俺、メビウス、ノイズの区別ができる。
それが、奈々。ちなみにいうと、メビウスやノイズの事は奈々しか知らない
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