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ヒロシも、ここまで1ポイントも取られる事は無く勝ち上がって来た。
ギャラリーは無傷同士の戦いに沸き上がり、コートの周りには人垣が出来ていた。
「ではこれより準々決勝の第1試合を始めます!」
「ナンバー17!若干14歳の塚本陸選手!」
リクはお辞儀をして応えた。
「対するは、ナンバー32!前回準優勝の谷本博選手!」
ヒロシは右手を挙げて応えた。
「んっ?お前はこの前ボコってやったリク君じゃん。またボコられに来たのかな?」
今気付いた様なふりをしながら、ヒロシが話し掛けて来た。ニヤニヤ笑っている。
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