小岩井リンゴの苦悩

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  ない。 一体どれくらい探しているのだろうか。 気が付いたらもう六件目だ。 ドアを開けて、左回りの法則で一番に向かうのはコールドドリンクの棚。 指で扉をなぞる。 「ぇ…と、」 ふと彼の目が見開かれた。と同時に安堵に細められる。 「やあぁっとみっけたべぇ…;」 ボトルを手にとり、ラベルを忌まわしそうに一瞥した。 「小岩井リンゴ!!#」    
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