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『流鬼へ』
俺ね、自信なかったんだよ。
確かに俺等、付き合ってんだよね？
俺って愛されてるんだよね？
いっつも自信なかった。
だって俺だけの勘違いだったら
恥ずいじゃん？
けど
確かめる勇気とかは全然なくて
結局のところ、
流鬼との関係に妥協があったんだと思う。
とこかでいつも『仕方ないかな』って諦めてた。
話そうとしなかったのは俺も同じ
思ったことも言えないで、
ずっと流されてたんだから
流鬼がなにも言わないからって
流鬼がどう考えてるかなんて
考えようともしなかったし
聞こうともしなかった
ごめんなさい。
彼氏役とか彼女役とか
俺にはそんなん関係なくてさ
そのままの流鬼が好きで
そのままの流鬼と一緒に居れるのが幸せ。
だから
流鬼はいつもの流鬼のままでいてほしい
そして一杯話そう？
きっと置いてかれちまうから
俺も全力で
追いかけていくから。
『れいた』
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